一の目

一の目






この朝の光りは


見納めかもしれない


あしたの朝にはもう


ぼくはいないかもしれない


肉体だけを置いて


いたいどこへ行くのか


考えてみたって


仕方ないのだけど


こんなことを言いながら


また同じ朝を見て


眩しそうに光りを


感じているかもしれない


神様は大変だね


毎日サイコロを振る


一が出たらぼくは


呼ばれてゆくのだ










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