木の葉になって

木の葉になって






あなたにとってぼくは


木の葉のようなもの


見ようと思わなければ


気に留まるものではない


春は初(うぶ)な色になり


夏は強く逞しく


秋は華麗に散ってゆき


冬は土を温める


それでいいのか問われても


ぼくはぼくでしかいられない


あなたが気に留めたとき


ぼくは木の葉でそこにいる












0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』詩的ぶるぅす集【税込550円】

詩集『ふじちょう』詩的ぶるぅす集【税込550円】
2011年の自費出版オリジナル詩集。購入をご希望の方は画像クリックでAmazonから(購入できない場合は運営までお問合せください)▶お問合せ