種蒔き爺さん

種蒔き爺さん






列車のドアが


ひらくたんびに


野草の草が


舞い込んでくる


ふわりと浮かび


ゆるゆる流れて


降りたところは


ぼくの膝の上


きっとどこかで


種蒔き爺さんが


花を咲かすように


種を蒔いているんだ


列車の窓の


外の光りに


いくつもの種が


浮かんで揺れた











0 件のコメント :

コメントを投稿

詩集『ふじちょう』をamazonで購入