夜長に想う

夜長に思う






人の生涯は


なんて儚い


昨日まであんなに


元気だったのに


今日になってみれば


冷たく横たわる


たくさんの羽アリが


部屋に入ってきて


次から次へと


動かなくなった


いくつかは自然に


いくつかは潰され


そうやって彼らは


動かなくなった


死骸を片付けて


ほおづえをついた











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