かたい道路のすき間に
ひと群(むら)の雑草が息づく
赤いランドセルが二つ
その群の上にうずくまる
小さな生き物でもいるのか
小さな花でも見つけたのか
息をするのも忘れたように
自然といっしょになっていた
ぼくたちは一体どこで
ひと群の雑草を捨てたか
小さなランドセルたちは
悲しいほど土の匂いをかぐ
ぼくたちは一体どうして
ひと群の雑草を見ないか
恐ろしいほどの速さで
記憶を失ってゆく
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
地球環境と人間生活を考えている人へ
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