年季ある

年季ある






古びてゆけば


古びてゆくほど


味わいが生まれ


深みが生まれ


目に触れるたび


空気に触れるたび


あぁと胸の奥から


溜め息が出るのは


古今往来にして


変わらないのだから


人間の奥の奥で


呼応するのだろう














0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入