赤い光

赤い光






朝の冷たい空気が


肺の中へ入るとき


この先に待つ未来も


なにか冷たい気がして


ぜんそくが起きたように


胸が苦しくなっては


むせるように咳こみ


東の空をにらんだ


真っ暗な気持ちと


楽観する想いが


斃れてたまるかという


赤子を産み落とした











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