あの空の上まで

あの空の上まで






ねえあの石段を


上まで登ろうよ


遅く着いた人が


ジュースをおごるんだ


わあっと子どもらが


かけ上がっていった


ただ楽しいだけで


恐いものなどない


大人たちはみんな


石段を見上げては


少し首を振って


通りすぎていった


何が変わってしまうか


どうして変わってしまうか


誰もが持っていた


少年少女の青空











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