時の先

時の先






痛みもまるでなく


あの世へ行けるなら


ここで今すぐにでも


目をとじたっていい


どうせあと何十年


もつわけでもないし


もったところでもはや


生きる屍ならば




だからこそ今を


生きろというのか


ここで今すぐだろうと


何十年後かだろうと


どうせ行き着く先は


無の境地であるなら


今まさにこのとき


目をあけねばならない












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