バリケードの後方で

バリケードの後方で






バリケードをかき分けて


最前線に立ったなら


ぼくは息もしない間に


銃弾に斃れるのだろう


だからこうしてこそこそと


後ろの方でうずくまり


バリケードのすき間から


時々様子を見てるだけ


こんなぼくを弱い奴と


定義づけて逝った奴


そうだぼくは弱いのさ


たった一発でもおしまい


だからこうしてこそこそと


生き延びているに違いない


無駄に終わらないように


生き抜いているに違いない













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