森の古木

森の古木






なにも見えず


なにも聞こえず


なにも分からず


森の古木(こぼく)のように


ただ黙々と


青葉を茂らせ


差し込む陽に


しっとり濡れる


うつくしさとは


いったいなにか


きっと自分らしく


生きることだろう










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