おたから

おたから






だあれも気づかない


見向きもしない


道端のおたから


埋もれたおたから


それはほんの小さい


可憐な花だったり


磨けば輝くだろう


美しい小石だったり


そんなもの見つけて


どうするのかって?


そんなことを聞いて


どうするんだい?


初(はつ)日の出を見て


どうするのかって


そんなことを聞いて


どうもならないように









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