回り車

回り車






懸命に走っている


まっすぐに走っている


だけど進んでいない


少しも進んでいない


カラカラカラ


くるまはまわる


カラカラカラ


かろやかな音


中を覗いてみれば


知っている顔だった


あわててとめる


それはまぎれもない


僕自身の顔だった


あわててとめる


くるまをとめる


僕は僕のことを


くるまの外へ出した









0 件のコメント :

コメントを投稿

詩集『ふじちょう』をamazonで購入