扉を押したら

扉を押したら






ぼくたちは思う


扉の鍵を思う


鍵がなければ


扉はひらかない


だけどそんなものは


幻想にすぎなかった


鍵なんてものは


かかってはいなかった


扉の造りだとか


装飾なんかを見て


その向こう側のことを


勝手に想像していた


扉に鍵などは


かかってはいないのに!


毎日たくさんの扉を


ぼくたちは選んでいる


開けてみたいと思えば


いくらでも開けられる









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