虹をくぐりたくて
ぼくたちは走った
息が切れようとも
ぼくたちは目指した
それなのに虹は
近づくこともなく
まるであざ笑うように
ますます離れていった
ぼくたちは途中で
走ることをやめた
肩で息をしながら
きれいな虹を見上げた
虹は見上げるものだと
この日ぼくたちは知った
2015.4.10
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