優しい流氷

優しい流氷






心ないことを言われ


大切なひとが離れ


日々の寒さは厳しく


薄暗い雲が空を覆い




心に流氷が押し寄せる


心に流氷が押し寄せる




やがて流氷は音を立て


埋(うず)め犇(ひしめ)くことだろう


身動きが取れないほd


冷たく凍ることだろう




せめて救いは流氷が


流れる氷なのであり


やがて春が来たときに


優しく遠くへ流れ去る







2015.2.1

0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』をamazonで購入