極楽の蓮の池
蜘蛛の糸が垂れ下がる
その先端は地獄池
極楽への道ただひとつ
あるひとりの罪人が
その糸を見つけ出す
心優しき罪人は
仲間を先に登らせた
ところがぷつりと蜘蛛の糸
虚しく道は閉ざされた
きっと人にはその人の
蜘蛛の糸があるのだろう
別の誰かを救うにも
その人の糸が要るのだろう
心優しき罪人は
蓮の花を仰ぎ見た
2014.10.25
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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