しとしとと降る雨
灰色の空を濡らす
音を立てないように
忍び泣くかのようだ
ひととひとのある時期
梅雨の雨に似ている
相手の音も聞こえず
こころも冷たいままに
ただどんよりと暗く
雫がぽたりと落ちる
梅雨が終わるころ
雨は大粒になって
晴れやかな大空の
暑い夏がやって来る
それはどんな夏なのか
まだ灰色に隠れている
2014.7.9
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
0 件のコメント :
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。