土俵入り

土俵入り






堂々の土俵入り


そのはずだったのに


勇み上がったのは


ひとの土俵だった


土の色や匂い


居心地や雰囲気


すべてが自分のとは


違ってしまっている


上がったからには


もはややむを得ぬ


ひと番でもいいから


勝つまでやろうや


ひとまわり大きくなって


我が土俵へ帰ろう







2014.4.29

詩集『ふじちょう』をamazonで購入