自分とそっくりの人形が
目の前に座っている
十年という長い時間
同じ姿で座っている
人形は変わらないなど
誰かの妄想にすぎない
その人形は髪も肌も
ぼろぼろになっている
青黒い瞳(め)はぼんやりと
こちらを見つめている
自分とそっくりの人形よ
お前は私の替わりだ
私の替わりに歳をとり
私の替わりにそこにいる
2014.4.27
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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