積雪

積雪






冷たい頬は赤く


かじかむ手は白く


きみは足跡を残し


雪の上を去っていった


夜の間の吹雪は


光が射すまでやまず


きみは足跡を残し


雪の上を去っていった


目が覚めたときはもう


一面の銀世界だった


きみは足跡を残し


雪の上を去っていった


昨晩が夢だったかのように


冬の青い空が目にしみた


きみは足跡を残し


雪の上を去っていった








2014.2.18

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