悲痛

悲痛





可哀想に



あなたは生まれ落ちてから



金銀財宝という土台に



風雨も知らぬ屋根の下



きらびやかに暮らしてきた



可哀想に



その土台が傾いて



あらゆるものが瓦解し



屋根さえない寒空の下



尚も求めるのは金銀財宝



可哀想に



あなたの笑顔の下には



子ども達の手ではなく



金銀財宝を掴む手が



ありありと見えてしまう






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