紅碧(べにみどり)
なんの嘘偽りもなく
広がっていたはずの
真っ青な早秋には
小指の先ほどの
紅が混じっていた
文明の機器でもって
切り取って初めて
気づくなどというのは
まだまだ青き者の
明らかなる証拠で
草蔭の雀らとともに
空の中へ飛び立って
紅をひとつまたひとつ
口の中へ放り込み
この身を赤く赤く
通(かよ)わせてやりたい
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
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紅碧(べにみどり)
なんの嘘偽りもなく
広がっていたはずの
真っ青な早秋には
小指の先ほどの
紅が混じっていた
文明の機器でもって
切り取って初めて
気づくなどというのは
まだまだ青き者の
明らかなる証拠で
草蔭の雀らとともに
空の中へ飛び立って
紅をひとつまたひとつ
口の中へ放り込み
この身を赤く赤く
通(かよ)わせてやりたい
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