金魚鉢

金魚鉢





金魚鉢のかけらと



こぼれた水の間で



緋色と黒色の命が



びちびちと跳ねっている




学校の帰り道に



川の土手の草むらで



日が暮れてしまうまで



跳ねって遊んだ記憶




緋色と黒色の命が



びちびちと跳ねっている



そうだった



ぼくが跳ねるのだった






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