砂の窓

砂の窓







窓が砂に軋(きし)んで



うまく開けられない



波たちが海の上で



会話するのが聞こえる



肌寒い海の家には



カモメたちが戯れる



いつでも帰っておいで



そう言ってくれたはずの



遠い夏の日のことを



掴んだ砂が覚えてる



ぼくはきっと大人に



大人になりすぎたんだ



そうんなふうにつぶやくぼくは



やっぱりまだあの日のまま








0 件のコメント :

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

詩集『ふじちょう』─詩的ぶるぅす集─【税込550円】

詩集『ふじちょう』─詩的ぶるぅす集─【税込550円】
本サイトの詩からピックアップして2011年に自費出版したオリジナル詩集。購入をご希望の方は画像をクリックしてメッセージフォームからお知らせ下さい。