フィットネス

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何キロも何十キロも



走っているはずなのに



見えている景色は



窓に映った自分だけ



どうしてなのだろう



いつも景色は同じだ



どれだけ走ってみても



何ひとつ変わらない



たとえばここで倒れたら



どんな景色になるだろう



天井にも同じように



自分だけが映るのか



きっとそうに違いない



何も変わらないのだ



自分からは逃れられない



窓の僕は走っている









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