ぼくたちの事情

ぼくたちの事情







バリバリと



思い出を喰う



重機車の



ゴツゴツした腕



目を離せば



あっという間に



空間という



空き箱が出来る



その横では



黒い骨と骨が



積み上がっている



子どもらはもう



海へ入っていった









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