不確実なぼくら

不確実なぼくら






光のベンチに


腰をおろして


通りゆく人を


ぼんやり見ている


黄色い夕日が


地面をひたして


真っ赤なトンボが


滑って飛んだ


あしたの色など


わからないまま


ぼくらは昨日に


さよならしたんだ









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