透明な空

透明な空






金魚は袋の中で


パクパク浮いていた


袋を高くかかげて


空を泳がせてみた


金魚はゆらゆらと


青空に浮いていた


祭り囃子の音が


遠くまで響いていた


金魚は空なんかに


まるで関心はなかった


いまのぼくと同じで


ただ浮かぶだけだった









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