往来のかなた

往来のかなた






奈落をさまよい


ふらふらしている


水を求めるように


光を求めるように


それでもどうにか


耐えているのは


地上の人たちを


知っているからだ


いつかその場所へ


上がれる日が来る


どこかに必ずや


道があるはずだ


希望ってやつだけは


捨てちゃいけない


さまよわぬことには


何も見つからない









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