廊下の明かり

廊下の明かり






長く暗い廊下を歩く


手には鍵を持っている


廊下の先に扉がある


まだ三カ月は歩くだろう


やがて扉に着いたとき


鍵穴に鍵を差すだろう


開くかどうかもわからずに


脚の疲れも癒えぬままに


もし開かなかったなら


いったいこの歩みはなんなのか


もし開かなかったなら


この長く暗い時はなんなのか


あぁ考えてはならぬ


あぁまだ起こりもしていない


いまは長く暗い廊下を


短く明るくしていきたい













0 件のコメント :

コメントを投稿

詩集『ふじちょう』をamazonで購入