趣陰(しゅいん)

趣陰






まぶしすぎることを


ぼくたちは嫌う


きっと目をあけては


いられないからだ


だからいそいそと


陰に身を隠す


そうしてそこから


まぶしさに目をやる


ぼくたちは結局


陰がすきなのだ













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