日陰の女

日陰の女






日陰ばかりを


歩いてきたから


まばゆい光は


苦手なのです


それでも時々


憧れ抱いて


光のもとへと


誘われるのです


なのにやっぱり


心地が悪くて


アザラシのように


日陰の海へ


いつかは光も


馴れるだろうと


今日もひょっこり


出てゆくのですが














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