一羽の鶴が飛び立つと
脚に何か絡まった
力一杯羽ばたいても
地面は近いままだった
鶴は飛べるはずなのにと
ずっと羽根を動かした
ついに疲れてばったりと
地面の上に突っ伏した
鶴は自分の脚を見た
黒い手が掴んでいた
それは過去のしがらみが
形になったものだった
鶴は自分のくちばしで
その黒い手を切った
疲れが癒えれば今度こそ
大空へ羽ばたくだろう
生きるのはなぜ苦しいのだろう、つらいのだろう。いや、だからこそ喜びを感じ得るのだ。闇があるから光が分かる。この世はあなたが必要だ。感情回復『詩的ぶるぅすメソッド』申込はメッセージフォームから。
あたたかいのが好きな人へ なんだかくすぶっていると感じる人へ
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