いのちの限り

いのちの限り






ある日ぼくは


鳥になって


広い空を


飛んでいたら


羽根に弓矢が


つき刺さって


気がついたら


地面の上で


あぁもうだめか


何度も思って


だけどどうにか


見つからずに


いのちだけは


助かったから


羽根の傷が


癒えるまでは


知恵の限りに


生き延びよう










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