バス停のドングリ

バス停のドングリ






バス停の下に


ドングリがひとつ


踏み潰れて


グシャグシャしてる


どこから転げて


ここへ来たのか


海辺の街の


日差しは明るい


きっと山の中で


どこかの紳士の


シルクハットへと


飛び乗ったんだ


紳士がバス停で


あいさつしなければ


どこか遠い街へ


行けたかもしれない


向こうからバスが


のんびり近づいた









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